名古屋市は未来の起業家を応援しています

本市では、今後経済規模を維持し世界に遅れることなく成長して続けていくためにはイノベーションの創出が不可欠であると考えています。そして、イノベーションを創出する人材(起業家)育成として、小学生・中学生・高校生それぞれの成長段階に応じた起業家育成事業を実施しています。

その中でこの小学生起業家たまご塾は、「小中学生起業家育成事業」の一環として、小学4年生から6年生を対象に、令和2年度から実施しており、本年度で4年目の実施となりました。「起業家精神」や「起業家的資質」の醸成とともに、「起業」が意外と身近であること・「起業」が日本の未来を変えることに気づいてもらうことを目的としたプログラムとなっています。

初年度から多くの方にご応募いただき、本年度については延べ1016人の方からご応募いただきました。また、本年度は多くの保護者様に参観いただき、参加児童とともに保護者様にも起業家精神・起業家的資質の大切さについて、少しでもお届けできたのではないかと思っています。

また、トワイライトスクール・ルームにおいても、経済や社会のしくみについて学ぶワークショップを実施し、多くの方にご参加いただきました。

いずれのプログラムにおいても、参加児童の積極的な姿が見られ、これからの社会を担っていく存在として、大変頼もしく感じた次第です。急速な変化を遂げる社会の中で、それぞれが主人公として活躍されていくことを切に願っております。

最後になりますが、本事業にご応募いただいた皆様、誠にありがとうございました。

引き続き、本市の産業振興へのご理解・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

名古屋市経済局イノベーション推進部スタートアップ支援室

「小学生起業家たまご塾」を実施して

「小学生起業家たまご塾」は、小学生の皆さんの起業意識の醸成や起業家的資質の向上を図ることを目的とした名古屋市の独自の取り組みです。2020年からスタートし、今年で4年目となりました。起業家教育は、全国的に活発になりつつありますが、名古屋市は小学生から高校生まで幅広い層を対象にいち早く取り組んでいる自治体として全国から注目されています。

  スタートした1年目から小学生起業家たまご塾への参加申し込みは多く、定員を超過する状態が毎年続いています。多くの方にご参加いただいていることは、これからの時代を自分たちで作っていこうという気持ちのある子ども達が、この名古屋市に多いことの証でもあるので嬉しく思うとともに、その熱意に応えられるようプログラムの充実を重ねています。

  名古屋市は、起業家教育について引き続き学びたいというニーズに応えるため、昨年度より参加経験がある子を対象とした「ひよこコース」を新設しました。今回の参加を機に起業に興味を持った方は、次のステップに繋がるプログラムに参加することができます。経済の仕組みへの関心を深め、起業についてさらに多くの気づきと学びを得ることができるでしょう。

また、昨年度より、放課後等に小学校施設を活用して、子どもたちの自主性・社会性・創造性などを育むことを目的として設置されているトワイライトスクールでも、ワークショップを通してお金の仕組みを知る出前授業を開催いたしています。

 名古屋市の起業家教育は小学生だけでなく、中学生や高校生を対象にしたプログラムもあります。こちらもぜひ続けて参加されることをおすすめします。すごい勢いで変化する時代に飲み込まれるのではなく、その新しい時代を生み出す主人公として、皆さんが活躍することを私たちは楽しみにしています。

小学生起業家たまご塾 企画・運営責任者
株式会社ドングルズ 代表取締役 松岡慎也